【図解】paidy後払い詐欺について、メルカリユーザーが解説

新年早々、フリマアプリ「メルカリ」などで横行している「後払い詐欺」について
メルカリで140件ほど取引実績のあるボクが、わかりやすく解説していきます。

どんな詐欺なのかと言うと

結論

悪意のある出品者は、在庫を持たずに商品を販売し、元手0円で売上金だけをかすめ取る。
購入者はメルカリで商品代金を支払うが、後日paidyからも商品代を請求され、二重払いが発生。

ざっくりこんな感じです。
ただ、普段メルカリを使わない人からすると、「どうしてそんなことが可能なの?」って感じですよね。

それでは、詳しく図で見ていきましょう。
例として、フリマアプリ「メルカリ」でニンテンドースイッチが安値で出品されており、それが詐欺とは知らず購入してしまったケースを想定してみましょう。

手元に商品がないのに、画像だけ載せて出品

図1
図①

まず、悪意を持った出品者(ここでは詐欺師とします)は人気の商品をメルカリに出品。ここでさっそくポイントの①

ポイント❶

出品者(詐欺師)は商品が手元にないにも関わらず、出品している。

当たり前の話ですが、フリマアプリは自分で商品画像を用意して出品をするので、インターネットからテキトーに拾ってきた画像で出品が可能です。

本来、フリマアプリでちゃんと商品を売りたいのであれば、商品の状態(キズ・汚れなど)をしっかりと写真で示したほうがよいです。下手に隠したりすると、例え商品が売れても返品したいと言われたり、結局自分の首をしめることになります。

しかし、誰でも使えるのがフリマアプリの魅力でもあり、危険なところでもあります。
購入者視点で見ると、怪しい商品を見分ける・疑う目を持たなければ、偽物をつかまされたり詐欺に遭うこともありますからね。

話を戻すと
残念ながら今回のケースの購入者は、疑うことなく出品者(詐欺師)から商品を買ってしまいました。支払いは済ませたという前提で、もちろん出品者は商品を送らないといけないわけですが、今のところ手元に商品はありません。どうするかというと…

よかった〜普通に商品届いた…→それ、詐欺かもしれませんよ

図2
図②

メルカリで商品が購入されると、その時点で出品者(詐欺師)は購入者の個人情報(氏名・住所など)を手に入れることができます
本来、これは購入者に商品を送付するための情報です。郵便局でも宅急便でも、送り先の情報は必要ですからね。しかし、詐欺師はこれを別の目的で利用します。
今のところ、詐欺師は手元に商品がないので、通販サイトなどで商品を買うわけですが…

ポイント❷

出品者(詐欺師)はpaidyの後払いを利用し、通販サイトから商品を購入。

ここで、この詐欺を成立させるpaidyが登場します。paidyとは株式会社paidyが提供するオンライン決済サービスです。

https://paidy.com/

paidyご利用方法

めちゃめちゃ簡単にいうとオンラインの買い物で後払い決済ができるサービスです。クレジットカードを持っていない、持てない人たちの需要もあり、いま加盟店も増えていて人気なんだとか。
そしてこの後払いを利用し、購入した商品をどうするかというと

ポイント❸

詐欺師が通販サイトにて後払いで購入した商品は、直接購入者の家に発送させる。

これもこの詐欺における重要ポイントです。
通販サイトの購入ページのお届け先情報の欄に、さきほど入手した購入者の氏名・住所などを入力するわけです。
どこかから大量に偽物の商品を仕入れて売りさばく、みたいなイメージの詐欺とは違うので、ここはしっかりと区別しておいたほうが良いでしょう。

もちろん購入者の家に届くのは偽物ではなく、普通にお店で販売している本物の新品未使用品。
安めの価格設定を不審に思っていた購入者も一安心です。これが詐欺とも知らずに…

メルカリの仕組みでは、購入者が商品を受け取り、中身を確認後「受取評価」をする必要があります。商品が届くまでは、それが本物かどうか・状態は商品説明にあった通りかなどわかりませんからね。
この評価システムは、出品者を【良い・普通・悪い】の3段階で評価し、その評価はすべてのユーザーに公開されます。
そして受取評価をすると、今度は出品者が購入者を評価します。支払いは速やかに行われたか、ちゃんと連絡が取れていたかなど購入者の評価もするわけです。
この購入者と出品者双方の評価が終わってはじめて、出品者に売上金が入ります。

今回のケースに当てはめると
購入者の家に届いた商品は間違いなく新品の本物で、問題なかったから出品者を評価する→この出品者は悪巧みをしているので、もちろん速攻で購入者を評価→出品者は売上金をゲット→購入者も無事商品が届いてよかった〜と一件落着。
に見えるわけです。
しかし、ここからが怖いところです。

メルカリでお金を払ったのに、なぜかpaidyから請求が届く

図3
図③

出品者(詐欺師)は通販サイトの支払いで「後払い」を利用したため、もちろん後日代金の請求が届きます。しかし、詐欺師はこれを無視し、paidyの仕組みを悪用してメルカリの購入者に代金の請求を仕向けるのです。

ポイント❹

paidyの後払いは、購入者(この場合は詐欺師のこと)に商品代金の催促をするが、
連絡が取れない場合、商品を受け取った人に請求をする。

文章だけ見ても「?」だと思いますが、図で書いた通りで、paidyの後払いのシステムはこのようになっています。この後払い詐欺において、一番重要なポイントですね。

メルカリの購入者としては、メルカリで商品代金を支払い、ちゃんと商品が届いたので取引は終わったと思い込んでいます。
でも実は送られてきた商品は、詐欺師がもともと持っていた商品ではなく、通販サイトで後払いを使って買い、そのまま送りつけた商品のため、そのお代は誰かが支払わなければならないわけです。

ポイント④の通りで、後払いの代金はSMSで請求が届きますが、それを無視し続けると通販サイトから商品が送られたその送付先に請求がいくシステム。要は本来出品者(詐欺師)が払うべき後払い代を、購入者になすりつけられるんです。

補足ですが、購入者が不審に思うとすれば、商品がメルカリでやり取りをしていた出品者(詐欺師)からではなく、ふつーのお店から送られてくるので、疑問に思うはずです。ここで「まあ無事に商品は届いたしいっか」と受取評価をしてはいけません。
前述の通り、その瞬間出品者(詐欺師)に売上金が入りますからね。
一番多いパターンが家電量販店の〇〇カメラから商品が届くケース。万が一メルカリで買ったのに〇〇カメラから商品が届いた!?といった不審なことがあれば、すぐに警察に連絡しましょう。

詐欺に遭わないために

amazonの★5つレビューだらけの怪しい商品みたいに、ある程度値段とか写真とか雰囲気から「これ怪しいな」っていうのはわかります。
こういった商品の見分け方はSNS等で広まっているので、参考にすると良いと思います。
簡単にまとめると

①商品の状態は「新品未使用
②相場より安い価格設定
③発送方法は必ず匿名配送「以外
④ユーザーの評価数がもしくはかなり少ない
⑤「実物の画像載せてもらえませんか」とコメントしてみる

(③について)
このpaidy悪用詐欺には購入者の個人情報が必要です。そのため、商品の発送方法が「匿名配送(=出品者・購入者は互いに氏名・住所等の個人情報を相手に伝えなくても、配送ができるサービス)」だと、購入者の情報がわからずこの手法が使えないということになりますね。
(⑤について)
出品者(詐欺師)は手元に商品がないので、このように聞くと必ず「できません」と返答するはずです。こうなると「こいつ、怪しい!」と判断できるわけです。

ボクは4〜5年前からメルカリを利用していますが、こういう詐欺が起こることは当時から言われ続けていました。
フリーマーケットをリアルの世界で開くのとは違い、ネット上に自分の店を開いて、商品を売るわけですから、相手の顔も見えない取引です。

もちろんあまり相場を知らない人が出品をしていて、「人気商品が〇〇円で手に入ったラッキー!」ということもあるのがフリマの魅力ですが、基本的に最初から疑ってかかるくらいがちょうどよいと思っています。

世の中そんなにウマい話はありませんからね。

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